猫になって冒険するstrayというゲームをネタバレなしでご紹介します。
インディーながら各メディアのGOTYを含めた賞にもたくさんノミネートされ、とても話題になった一本です。
strayどれか賞取れるかな?
未だにサントラ聴いてる(ΦωΦ) https://t.co/iR3wvbpUpN— ゆいぱん (@yuipan0244) January 29, 2023
概要、あらすじ
怪我をし、ひとりぼっちになってしまった一匹の迷い猫。忘れ去られた都市から脱出するため、古代の謎を解く。
『Stray』の舞台は細部まで緻密に描写された衰退したサイバーシティ。プレイヤーは猫となり三人称視点でネオン街や、ダークな雰囲気の裏路地を自在に歩き回り、真相を追っていく。野良猫視点でこの世界を観察し、頭を使ってこの環境で生き残るのだ。
開発者はフランス南部を拠点にゲームを制作する少数精鋭のクリエイター集団BlueTwelve Studio。『Stray』は、クリエイターよりも猫の数が多いチームが手掛けたオリジナルタイトルだ。
play station公式サイト
ゲームシステム
ゲームの進み方としては猫自体による攻撃を伴った戦闘は無く、基本は逃げですね。アイテムを集めたり謎を解いたりおつかいをしてストーリーを進めていくタイプ。
うおお!こんなところ通って落ちたりしない!?ソワソワ……みたいな感じですがそういうゲームじゃないのでぶわーっと走って大丈夫です!猫はたかいところから落ちたりしないんだから!本当なんだから!
進行ですが、途方に暮れるほど迷うこともなく進んでいくと思います。分岐もありません。昨今大流行のオープンワールドではないですね。一本道だと感じる人もいるかもしれません。
ボリューム的にも物足りないという人もいるでしょうが、僕的にはちょうどいいです。ストーリーが良く、映画を見ているよう。まぁ6時間くらいでクリアできるのではないでしょうか。
まず猫がかわいい(真顔)
これにはロボットさんもカメラ目線でニッコリ
配管を歩く音がかわええのよ。テットットット……
リアルな猫になれる事。これはstrayさえ買えば誰でも出来る事です。僕のようなおじさんでもです。
個人的には駆け抜けるシーンのにゃんこの加速が伸びやかで気持ちよくてすきです。あのカメラがちょっと引いていく感じね。
明らかに猫の描写にこだわって作られており、色々なところを引っ掻き回し散らかしたり、ぴょんぴょん跳ねてあっという間に屋根の上に到着です。
ある時はロボットに愛想を振りまいてみたり鳴き声をうまく活用してみたり。「こいつ自分が可愛いことわかってるわ、いやまて今は自分がその猫だわ」と気づいてニマニマすることができます。最高やね。
猫アレルギーの人でも安心して楽しめるゲームです。これは大きいよね。ps5でデュアルセンスを使って猫を眠らせると吐息に合わせた振動とかが楽しめるらしいですよ。まさかコントローラーアレルギーなんてのは存在しないでしょうから。
ps5の品薄解消は各国首脳を集めてサミットで話し合わなければならないくらいの急務といえます。
名前や感情を持つロボットたちとの触れ合い
相棒と大冒険です
やたら人間的なロボットたちと交流できるのも楽しみのひとつです。なぜ彼らはこんなにも個性と情緒を持ち合わせているのか。その理由はプレイしてのお楽しみです。
そういう意味で実はロボット好きにもおすすめできる作品です。猫とロボットが手を取り合うなんて現実世界ではまずおこりませんからね。
そしてB-12です。ビタミンかな?って感じですがロボットの名前です。猫の良き相棒となり、助け合いながら進んでいきます。この2人(?)ならどこまでも行ける。そんな気がします。
街並みと雰囲気
わくわく
アウトローだにゃ
いわゆるポストアポカリプス的な舞台です。退廃的な街並みがよく練られており、僕の中の冒険心が押されられません。
路地裏には何があるんだろう?ロボットたちにも暮らしがあるんだろうか?そもそもここが作られた目的は……。
小さな猫になって走り回れば、見知らぬ土地に来た時の一人ぼっちの寂しさと仲間がいる事の頼もしさが味わえます。そのためにマップが無いのだと僕は思います。
まぁ猫が地図広げたりGoogleマップ開いたりしないですし(^q^)開発チームインタビューにもそういった旨が書いてあります。
ストーリー
おいちゃん、うるっとしちゃったよ。君を操作できてよかったよ。なんだか、ありがとうって言ってくれてる気がしたけど、もうちょい上手く操作してあげられたらよかったね。
クリアしたあとは寂寥感がどんどこ押し寄せてきて大変でした。ゲームの展開は一本道ですが、それゆえに目標に向かって突き進む筋の通ったストーリーを楽しむ事が出来ます。
総評
おすすめ(真顔)。ぜひ遊んでほしいです。
参考文献
28 人と 2 匹の猫:Stray 制作の裏側 UNREAL ENGINE様