この記事では、ネットで10巻以下で完結している面白い漫画を調べているとよく目にするプラネテスをご紹介します。
いうてもほんまにおもろいんかい(冷笑)今読んでもおもろいんかい(冷笑)といった方も多くおられるでしょう。大丈夫です。読んで損はないかと。
いろんな所で名作と言われているだけはありますね。プラネテスは4巻で完結している漫画です。
一応SFというジャンルになるのかなぁと思いますが、いわゆるビームとかタイムリープとかは出てきません。
宇宙開発が進んだ現実世界での物語と言いますか、割とこういう世界になる可能性は無くはないかな、といった具合の舞台です。
恐らくアニメ版を含む技術考証についてtwitterでひと悶着あったらしいですが、そーいうんじゃないんだよなぁ(ドヤァ……)。プラネテスは、宇宙を舞台にしたヒューマンドラマです。……多分。
えー、ちょっとひと言お断りを。
全くもってプラネテスはフィクションでございまして、ウソばっかりでございます。ありもしない宇宙船、ありもしないデブリ、いもしない人物、未来が舞台のボクの空想でございます。
「面白くない」というご感想については、全くボクの力不足で申し訳ございません。— 幸村誠 (@makotoyukimura) January 25, 2022
ここを認識しておかないと「思てたんと違う……」となる可能性はありますけどね。スターウォーズとかそういう感じのじゃないです。
ただ、レビューなどを読ませて頂くと「そうはならんやろ」という展開もある感想も多く目につきますね。それに関しては言われてみればわからんでもないって感じでしょうか。全否定はできないね。
キャラと漫画版のあらすじ
あらすじとしては、上述したように宇宙を舞台に展開される人間ドラマです。それは地球での物語とそう対して変わらないのかもしれません。
宇宙開発が進み、月に住み、更に行動範囲を広げんとする人類の中で生きる主人公たち。人類はスペースシャトルよりもっと安全な手段で宇宙に行っているようですよ。
政府、民間、ならず者。それぞれの正義や思想、利益。こういったものが渦巻いて展開されていくストーリーです。
いわゆる東側と西側、人種や地域による問題や資源問題といったものも絡んでくるわけです。まぁ~この辺はリアルですね。
そういった社会派といいますか、キャラや世界の物語的な部分はどちらかというと少年少女というよりは社会に出て色々と経験した(≒社会にボコされた)我々のような者に響くでしょう。
主人公は野望強めの青年ハチマキ(通称)。いいねぇ、トガッてるねぇ。おいちゃんもそんな時期あったよ。黒歴史だけどね(真顔)。宇宙ゴミを収集、処理する仕事をしています。お金をためつつ目標に向かって邁進中。
本作後半では、物語上の宇宙開発の最先端も最先端、現在の技術ではありえない場所を踏破するプロジェクトに挑みます。これの進行が物語のメインでしょうか。
もちろんそんな前人未踏の挑戦に挫折が付きまとわないわけはなく、流水にさらされる石のようにトガりがゴリゴリ削られていきます。どうやらその葛藤に共感する人が多く、その際のセリフは名台詞としてよくあげられます。
そんな事を経験しながら、トガりが取れる代わりに別の強さを手に入れていくわけですね~。
タナベ、フィー、ロックスミスなどなど脇を固めるキャラたちもまぁ割と癖が……もとい、キャラが立っていまして、当然それぞれに家庭があったり過去があったりするわけです。
特に各キャラの家庭に関して深く描かれている印象がありまして、「愛」が大きなテーマとなっていますよ。もうなんか宇宙とは別次元のぶっ飛んだ所にテーマがありますね。哲学的といいますか、そういった感じです。ちなみにそういったシーンは地球で展開されることが多いです。なので共感しやすいかと思います。(エモいシーンは宇宙で起こりますけどね。ロマンチックというかロケーションがなんかもうズルいよな。)
まとめ
宇宙そのものを題材にしたメディアはやっぱり途方もないスケールで語られることが多いでしょ?「太陽系デカいやろ?でもな?もっとデカいのがめちゃくちゃあんねんでwww」みたいな。僕も大好物なんですが、「ふむふむ、なるほどね(嘘です全く理解できませんwwwwwww)」となることが多いですよね。
しかし、プラネテスは宇宙で生きる人にもフォーカスが当たるので、暗くて広くて寒くて熱い、宇宙との対比がなされています。
僕が言う「宇宙で生きる人」がどういった人々の事を指して言っているか、読んで確かめてみてください。