この記事は『メイドインアビス』のストーリー上のネタバレなどは無いですが気を付けて潜ってください。
ド文系が天文学について知ったかする記事となっております。
アビスがある惑星ってめちゃくちゃ小さくない?
奈落の底が最低でも20000m以上潜らないとたどり着かないのは奈落見取り図に書かれています。
©『メイドインアビス』1巻/つくしあきひと 竹書房
奈落の底がアビス惑星の中心とは限らないですが、オースの反対側まで穴が続いてるって事は無い、と思われます。
深界極点じゃなくてそれ反対側の地表じゃん、ってなりますからね。余裕で観測できてしまいます。
かといって、深界極点がアビス惑星の中心とは限りませんね。
(オースから見て)中心より浅いかもしれないし、中心より深いかもしれない。もしかしたらあと数百mで反対の地表に達するかもしれません。
というわけで、アビス惑星の直径は
①『深界極点が惑星の中心より深い』場合最低20㎞+反対側の地表までの距離(②の約40㎞よりは小さい)
②『深界極点が惑星の中心』とすると約40㎞
③『深界極点が中心より浅い』とするとそれ以上(可能性は無限大)
奈落見取り図の深階極点20000m以上の「以上」がやっかいで、これによって変わってくるでしょうが。
つまり、惑星としてはめちゃくちゃ小さい可能性があるというわけです。衛星の月だって直径3474㎞ですからね?
そうすると地球と規模が全然違うので、そもそも地表の1日(24時間?)からして我々と考えているものと長さがまったく違う可能性も無くはない。
まぁ、極点って言うからには惑星の中心っぽくない?っていうのがあって考えてみましたが、層が増えているというのが定説です。すなわち少なくとも最初は③の時代もあったわけで、今も③が濃厚でしょうけど。
でも意外と月くらいの大きさかもしれません。
なきがらの海は事象の地平線?
事象の地平線は光や電磁波さえも逃れられない重力の強さギリギリのトコ(境目)みたいな感じ……であってると思います。
つまり外から観測できない。
天文学とか宇宙について夜な夜な調べた事がある方はサムネイルの画像を見たことある方も少なからずいらっしゃるかと思います。
行ったら戻れない……時間の流れが違う……観測できない……
6層以深の特徴は完全にブラックホールの特徴と合致しています。
ブラックホールになる天体は太陽の30倍もの質量を持つらしいです。太陽は地球の33万倍の質量を持っています。
質量なので構成する元素によっても違うのでしょうが、まあとんでもない規模です。(理系科目が苦手な僕には何がなんやら)
こう思って最初はアビス惑星ってめちゃくちゃデカいんじゃね?と思っていたのですが、上述した通り真逆の可能性も少なからずあるっていうね。
単にブラックホールの特徴を拝借して考えられたのかもしれません。実際6層から5層に戻ろうと思えば戻れますしね。一応ね。
もしくは深界極点にはとんでもない重力(とよく似た性質を持つエネルギー)を生む何かがある、とかね。
魅力も重力も『ひきつける』と言いますしね。んなぁさん曰く、憧れは止められないらしいですよ。(我ながら文系っぽい)
全てをひっくり返すとしたら、惑星じゃないかもしれない。
勝手に地動説で唱えられる球体の形をしていると思っていますが、地球平面説みたいな感じなのかもしれないですよね。
掘って掘って掘りまくっていたら反対側の地表ではなく『ポンッ』っと全く別のどこかへ飛び出す……みたいなね。我々で言う宇宙みたいな。
いや、考えたのをやめたわけじゃないから。本当にそう思ったんだから。